在宅医療研修医プログラム
頴田病院在宅医療プログラムは、96床の在宅療養支援病院である頴田病院を拠点とした在宅研修を行うものです。
在宅医、家庭医、総合診療医がグループ診療を行うことで、300名以上の登録患者に対し24時間365日の診療体制を敷き、年間100例以上の看取りも含めた在宅ケアを提供していることが特長です。在宅診療の対象も、高齢者47%、悪性腫瘍35%、内部障害15%、小児3%(2017-2018年度)となっており、1年間の研修で非常に幅広い経験を積むことができます。
当プログラムは2013年の開設以降、6名の修了者と5名の専門医を輩出している九州でも有数の在宅医療専門研修施設であり、日々の診療相談はもちろん、経験事例・手技の進捗確認やポートフォリオ指導を通してみなさんの専門医取得をサポートしてきました。また、自院の一般病棟、地域包括ケア病棟、7km離れた飯塚病院の各腫瘍関連専門科、小児科、総合診療科とも綿密に連携しており病棟機能や専門家とのつながりのなかで在宅患者に継続的なケアを提供することができます。
全体としては筑豊地域全体に広がる地域包括ケアのなかで、在宅医療の大規模拠点としてさまざまな発信や連携も推進しているところです。海外との在宅ケア交流も盛んに行なっており、国際的な 在宅医療の立ち位置や発信に興味のある方にもおすすめです。連携研修施設の松口循環器科内科では、同じ飯塚市内にあるクリニックでの在宅を経験できます。また、四つ葉クリニックでは福岡市内での都会型在宅医療の経験を積む事ができます。
みなさまのお気軽なお問い合わせ、見学、そして当院での研修をご検討頂ければ幸いです。ぜひ一緒に在宅ケアをやっていきましょう。
プログラム責任者 吉田 伸
後期研修医家庭医療コース
当コースはピッツバーグ大学メディカルセンターとの教育提携により開発されたカリキュラムを基本に実施されます。修了時には日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療専門医が取得可能となるように、知識・技能・態度を獲得するためのサポートが得られます。