看護部について
経営理念「We Deliver The Best」のもと、
コミュニティホスピタルとして地域に信頼される病院を目指す
「患者さんにどのような価値を提供できるのか、そのために自ら考え、自ら行動する看護師を目指します」―私たち看護師は、地域の人々の幸せに貢献するために、頴田病院の理念に基づき日々の看護・介護を実践します。一人ひとりが、看護のやりがいを持って活き活きと活力ある職場づくりを実践します。
看護部長 樋口 優子
人員体制 |
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部門・センターのご紹介
当院は96床のケアミックス病院で、外来診療を行う「家庭医療センター」、訪問診療や訪問看護を行う「在宅医療センター」、透析治療を行う「透析センター」、入院治療を行う「回復期リハビリテーション病棟(28床)」「一般病棟(32床)」「地域包括ケア病棟(36床)」の6つの部門・センターで勤務しています。
入院されました病棟では、行き届いたケアを心がけ、病室も広く取り快適な環境を提供しています。
回復期リハビリテーション病棟
「退院してどんな生活を送りたいか」を支援します。
当病棟は、重症患者や近年生活習慣の影響や交通外傷による脳疾患の後遺症で高次脳機能障害を伴う方の入院も多く、様々な症状を伴います。患者さんを中心に、医師、看護師、看護助手、MSW、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士等がチームを組んで、患者さんの持てる力を最大限に引き出し患者さん、ご家族の生活スタイルを基盤とした方法で支援させていただいています。
一般病棟
「患者さんに寄り添う看護」を実践しています。
当病棟は、急性期治療後、外来、在宅訪問診療、透析等の患者さんの入院を担当しています。「患者さん・ご家族の望む看護ケアが提供できるよう、患者さんの側に寄り添う事で、必要な情報を収集し、その情報を共有、そして統合する」ことを目標に日々取り組んでいます。
地域包括ケア病棟
「あなたの帰りたいを私たちは応援し隊」です。
当病棟の看護師は、医師をはじめリハビリ、MSWとのチーム医療で患者さんや家族のサポート・退院支援を行っています。「患者家族と接することで、患者さんがどのような日常生活を送り、どんな価値観を持っているのか情報を得て、看護に活用する」ことを目標に日々取り組んでいます。
家庭医療センター
「その人の人生に寄り添う看護」を目指します。
当センターの役割は、「地域住民の方たちと継続的な人間関係を築き、患者さん一人一人の個性や家族の状況、生活環境も把握し、赤ちゃんからお年寄りまで幅広い年齢のどのような健康問題でもかかわっていくこと」だと考えています。そこでの私たち看護師の役割は、医師の診療介助だけではなく、患者さんとコミュニケーションを築き、そこから得た情報を医師と共有し、患者さんがより良い生活ができるようにかかわっていくことだと思います。そのために私たちは、「再診外来の医師の診察の前に、問診」を行っています。
在宅医療センター
「望みを叶える在宅:思いに寄り添う」を目指します。
当センターでは、通院が困難な患者さんに定期的な診察を行う訪問診療や緊急な診察を行う往診、自宅で看護やリハビリを行う訪問看護・訪問リハビリを行っています。通院が困難な患者さんの中には、癌の末期で予後告知を受けた方もいます。「本人の自宅に帰りたい、家族の本人の希望を叶えたい」から始まる自宅退院です。
透析センター
「患者さんが安全に快適に透析できるように」を目指します。
医師・看護師・臨床工学技士・看護助手・薬剤師・栄養士・事務と多数の職種が協力をして患者さんが安全で快適な透析治療が行えるよう、日々業務に携わっています。また、お仕事をなさっている方の負担を少なくするよう夕方の透析も行なっています。
セル看護提供方式®
セル看護提供方式とは、ナースの「動線」に着目し、改善手法を用い動線のムリ・ムラ・ムダを省き、「患者さんの側で仕事が出来る=患者さんに関心を寄せる」を実現する看護サービス提供システムです。(2016年10月1日より導入)
セル看護提供方式Ⓡで看護師が傍にいる事で転倒転落・褥瘡発生・急変合併症の予防に努めています!
ワーク・ライフ・バランス推進活動
福岡県看護協会の「ワーク・ライフ・バランス推進ガイドブック」に掲載されました。(クリックで拡大表示)
看護師のみなさまへ
仕事を通して人としての知性を身につけ、社会人としての秩序を守り、自己実現を目指して成長できるよう努力しています。また、自分の時間を大切に使い、豊かな人生を歩めるよう、時間外勤務を極力なくすよう皆で努力しています。医療安全においては患者さんも医療者も辛い目に遭わないように、安全なシステム、安心できる環境で仕事ができるよう改善を進めて参ります。
頴田病院キャリアアップシステム(クリニカルラダー)
クリニカルラダーとは、はしごを登るように一歩一歩確実に臨床実践能力を向上させる仕組みです。個々の習得状況を目標により教育を行います。
レベルⅠ | 基礎知識や技術が習得できる 看護部門を理解できる |
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レベルⅡ | 看護過程を通した個別ケアができる 日々のリーダーの役割を果たすことができる |
役割:TQM活動(メンバー) 研修:ICLSコース受講・リーダーシップ入門研修・学生指導 |
レベルⅢ | 理論に基づいた看護実践ができる 看護単位内でのリーダーシップがとれる 看護研究を通して看護を深めることができる |
役割:TQM活動(メンバー) 研修:看護研究・学会発表、認知症ケア研修(2日間)・ファシリテーター研修 |
レベルⅣ | 専門分野での熟練した看護技術・知識が活用できる 研究活動の推進者になれる |
役割:教育委員会のリーダー 研修:医療安全管理者研修(e-ラーニング) |
レベルⅤ | 看護部長、看護師長・看護主任 | 研修:看護管理者研修(5日間)・認定看護管理者ファースト/セカンドレベル |
雑誌掲載のお知らせ
当院が導入しているセル看護提供方式が『看護管理 2020年3月号』(医学書院)に掲載されました。
特集 “ムダ”を省き、看護サービスの質を高める セル看護提供方式
当院の取組みをはじめ、他院での導入事例も掲載されています。
■ 実践報告:頴田病院の取り組み
セル看護提供方式導入による変化
- ケアミックス病院で起きた行動変容と、看護の質向上の取組み
内容はこちらからご覧いただけますhttps://webview.isho.jp/journal/toc/09171355/30/3